Amazonでは同じ商品であっても、「並行輸入品」と「正規品」は別のカタログとして登録しなければなりません。
セラーセントラルに「並行輸入品」のヘルプページがありますが、いまいちわかりづらいため、詳しく解説します。
並行輸入品の定義
・正規輸入代理店またはメーカーによる国内保証や修理サービスを受けられない
＞メーカーでの国内保証や修理を受けられない場合は、「並行輸入品」での登録が必要です。
・製品の仕様が正規代理店取扱商品と異なり、日本国内での使用に制限がある
＞例えば家電などで、「正規品(日本流通品)」が日本の電圧に対応している場合、
輸入する商品(海外流通品)が日本の電圧に対応していない場合は、「並行輸入品」での登録が必要です。
・仕入れルートの違いにより商品箱、装飾等に誤差が発生する
＞スポーツ用品によくありますが、「正規品(日本流通品)」と「並行輸入品(海外流通品)」でパッケージや商品本体のカラーが異なる場合があります。
「正規品」と相違がある場合は、「並行輸入品」での登録が必要です。
上記の並行輸入品の定義に該当しない商品は、通常商品として商品登録する決まりになっています。
ポイント：海外から輸入した商品を販売する場合は、基本的に「並行輸入品」として登録しましょう。
並行輸入品の登録方法
並行輸入品の登録方法は、通常商品の新規登録とほんとんど同じですが、下記①～③だけが異なります。
①「販売形態(並行輸入品)」の項目に該当する値「JP Parallel Import」を指定し、商品のJAN/UPCコードを入力
商品登録画面に入ると、画面右上の「詳細表示ボタン」がＯＦＦになっているので、ＯＮに切り替えます。
(詳細表示OFFの場合)
(詳細表示ONの場合)
重要情報タブをクリックし、商品コード(JANコード等)の項目に製品コードを入力します。
詳細タブをクリックし、販売形態(並行輸入品)の項目に「JP Parallel Import」を指定します。
②商品名の最後に[並行輸入品]と明記しましょう。
例：メーカー名 SDカード 10GB TS10GSXDC [並行輸入品]
③コンディション欄に、並行輸入品となる理由を記載
並行輸入品となる理由以外にも、独自の保証を付けて販売したい場合もコンディション欄に記載します。
並行輸入品を販売する際の注意点
並行輸入品を販売する際の注意点をいくつか紹介します。
・並行輸入品の禁止ブランド
一部のカテゴリーで、並行輸入品の販売を禁止しているブランドがあります。
禁止ブランドのリストは、並行輸入品のヘルプページに格納されていますので、必ず確認するようにしましょう。
ヘルプ：並行輸入品
(禁止ブランドのリスト)
・正規品カタログで出荷元を海外に設定している場合
配送設定の出荷元を海外に設定している方は要注意です。
出品者一覧ページではこのような表示となります。
出荷元を海外にしたまま正規品カタログで出品すると、並行輸入品の販売とみなされアカウントにペナルティが課せられる恐れがあります。
正規品を販売する場合は、出荷元が日本になっていることを必ず確認しましょう。
当たり前だけど、海外発送なのに出荷元を日本にするなんてもっての外よ！
製品コードがない商品を並行輸入品で販売する場合通常商品と同じように「製品コード免除」の申請が必要となります。
並行輸入品の解説は以上となります。
お疲れ様でした(^^)
