今回は製品コードがない商品のカタログ作成方法について説明していきます。
製品コード免除申請とは
製品コードがない商品を登録する場合は、「製品コード免除申請」を行い、
Amazonから許可された商品のみ登録することができます。
・ハンドメイド商品の販売で、あなたがJANコードを取得していない場合
・セット品の販売(※メーカー側がセットJANを登録していない場合)
「製品コード免除申請」の説明をする前に、せっかくなので製品コードについて学んでみましょう。
製品コードとは?
国際的な商品識別コードのことです。
製品コードの種類欧州では、EANコード(European Article Number)
北米では、UPCコード(Universal Product Code)
日本では、JANコード(Japanese Article Number)
上記の製品コードは互換性があります。
ちなみに、製品コードの頭の番号でどこの国のコードなのか判断できます。
日本:49または45
イギリス:50
フランス:30?37
ドイツ:40?43、440
中国:69
製品コードの取得について
製品コードは、お金を払えば誰でも取得することができます。
JANコードを取得する場合は、「一般財団法人 流通システム開発センター」のWEBサイトから登録が可能です。
一般財団法人 流通システム開発センター
https://www.dsri.jp/jan/jan_apply.html
自社製品(プライベートブランド)の販売なら年商10億円未満、
他社から完成品を仕入れ、加工せずに販売している場合は年商1億円未満で、3年間の使用料が16,500円となっています。
https://www.dsri.jp/jan/jan_apply.html
JANコードをはく奪されるだけではなく、商標侵害で訴訟に発展する恐れもあるので絶対行わないでください。
例:パナソニック商品に自分のJANコードをつけて販売
GS1事業者コード・JANコード Q&A
https://www.dsri.jp/jan/questionA1.html
一部抜粋:
1-5. 卸売業や小売業が、他社ブランドの商品にJANコードを設定することはできますか?設定できません。
他社ブランドの商品を仕入れて販売している卸売業や小売業は、その商品のブランドを持っていないため、その商品にJANコードを設定することはできません。
JANコードを登録する場合は、必ず下記規約にも目を通しておきましょう。
GS1事業者コード貸与規約
https://www.dsri.jp/jan/agreement.html
製品コード免除の申請方法
セラーセントラルの検索窓から、下記ヘルプページを検索します。
ヘルプページ:製品コード(GTIN – UPC/EAN/JAN/ISBN)がない商品の出品方法
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G200426310
このヘルプページでは、製品コード免除の要件が説明されているので、必ず目を通すようにしましょう。
ヘルプページを読み終わったら、ページの中ほどに、下記文章があるので「製品コード免除を申請」のリンクをクリックします。
わからない方は、下記URLより直接申請フォームにアクセスできます。
製品コード免除を申請
https://sellercentral.amazon.co.jp/gtinx/browser
申請する商品の入力
申請フォームにアクセスしたら、申請する商品の「カテゴリー」「ブランド名」を入力します。入力が完了したら「利用資格の確認」をクリックしましょう。
利用資格を満たしている場合は、ステータス欄に緑のチェックマークが付いているので、
そのまま「申請を続ける」をクリックしましょう。
ブランド発行の証明書がある場合
次のステップ:証明書を提出 では、ブランドが発行した証明書をアップロードします。
証明書テンプレートは、冒頭のヘルプページに格納されています。
ちなみに、テンプレートはこのような感じになってます。
証明書をアップロードし、「申請を送信」をクリックしましょう。
ブランド発行の証明書がない場合
証明書がない場合は、登録する商品の「商品名」と「商品画像」をアップロードします。
「商品画像」は最低2枚のアップロードが必要です。
アップロードが完了したら、「申請を送信」をクリックしましょう。
申請完了
申請が完了すると、お問い合わせCaseが作成されます。
担当部署で審査が完了すると、作成されたCaseへ審査結果が返信されるのでケース履歴を確認しましょう。なお「お問い合わせCase」は、セラーセントラルトップ画面の「ケース履歴を表示」から確認できます。
これで、製品コード免除申請は完了です。
お疲れ様でした(^^)