「価格設定が高すぎる可能性」でステータスが停止中となってしまった。
適正価格で販売しているのに、なぜ停止中になったのかさっぱりわからない!
今日の授業では「価格設定が高すぎる可能性」となった理由と解消方法について説明していきます。
停止理由①:誤販売の防止機能が作動した
Amazonでは出品者が誤った価格で販売しないようにセーフティーネットを設けています。
価格設定が、過去の販売価格の平均値から大きく乖離した場合、防止機能が作動し出品が停止されます。
価格設定が平均値より高すぎる場合は「価格設定が高すぎる可能性」
価格設定が平均値より低すぎる場合は「価格設定が低すぎる可能性」
のアラートが表示されます。
この誤販売防止機能は、「出品価格の上限」または「出品価格の下限」を設定することで回避することができます。
▼価格の上限(下限)の設定方法
1.セラーセントラル > 在庫 > 在庫管理画面にアクセス
2.画面右上の「設定:非表示XX項目」をクリック
3.項目の表示の中から、「出品価格の下限」および「出品価格の上限」のボックスにチェックを入れ、「更新」ボタンをクリック
5.「出品価格の下限」と「出品価格の上限」の入力欄に金額を入力し、右横の「保存」ボタンをクリック
販売価格が出品価格の上限(下限)内に収まるように設定しましょう。
販売価格が上限(下限)に収まると、「価格設定が高すぎる(低すぎる)可能性」は解消し、出品中に切り替わります。
停止理由②:適正な価格設定に関するポリシーに違反している可能性 (自身での解除可能)
新型コロナウイルス(COVID-19)によるマスク転売規制の一環として、下記ポリシーが新たに追加されました。
このポリシーはマスクだけではなく全ての商品に適用されるようになりました。
Amazon側の主張は下記の通りです。
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(2020年4月16日 不当な値上げに関する最新情報より抜粋)
Amazonマーケットプレイスにおける適正な価格設定に関するポリシーでは、
不当で法外な、また誤解を招く価格から購入者を保護しています。
Amazonの不当な値上げ防止システムは、地域の法律の違いを考慮すると同時に、ストア全体で購入者に一貫したサービスを提供することを目的としています。
また、Amazonは商品原価、輸送費、人件費の増加も考慮しています。
とりわけCOVID-19によってこうしたコストが増えています。
この動向を反映するために、不当な値上げに対するしきい値を今後も継続的に調整していきます。
不当な値上げ防止システムにより検索対象外となった商品について、適正な価格を設定していると思われる場合は、
在庫管理に移動し、編集、保存して終了ボタンの順にクリックして出品を再度有効にしてください。
上記の手順を実行しても出品が停止中のままである場合は、出品価格を修正ページに移動して価格を更新するか、
アカウント健全性ダッシュボードでAmazonの決定に対して申し立てを行うことができます。
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現時点では、不当な価格かどうかシステム側は判断できないため、怪しい商品は一律で停止処置を行っているようです。
先ずは「在庫管理画面」から停止している商品の「詳細の編集」に入り、「保存して終了」を行いましょう。
Amazonからの通知に記載の通り、この手順で解除される場合があります。
この方法で解除されない場合は、停止理由③を参考にして下さい。
停止理由③:適正な価格設定に関するポリシーに違反 (自身での解除不可)
停止理由②で解除できない場合や、在庫管理画面のステータスに「停止中」ではなく「停止中(規約違反)」が表示されている場合は、テクニカルサポートに連絡する必要があります。
ただ連絡すれば良いわけではなく、必ず設定価格が「適正な価格」であることを証明できる情報を添えて連絡するようにしてください。
「希望小売価格(SRP)が掲載されているメーカーサイト」は有効な情報となります。
なお、メーカーサイト以外の情報は受付けてもらえない可能性が高いです。