【要注意】Amazon転売ヤー 法外送料上乗せは商品を購入者に奪われる可能性大
~マーケットプレイス保証の盲点~
当学院ではマスクの高額転売はすぐに止めるよう、Twitterで再三注意を促してきました。
2月中旬頃より対策が講じられ、Amazonやメルカリ、ヤフオクなどの通販サイトでマスクの高額転売を行うと、アカウントがBAN(停止)されるようになりました。
3/15日現在、上記商品の転売は違法です。
しかし、商品代金は市場価格のままで、送料だけ法外な金額に設定するといった抜け穴により、現在も依然としてマスクの高額転売が横行していました。
Amazonでこのような転売を行うとアカウントが停止になるだけではなく、購入者から商品を奪われるリスクがあることについて解説します。
【送料の上乗せは禁止行為なのか?】
Amazonの規約によると「法外な送料」の設定は禁止行為に該当します。
市場価格から乖離した価格の設定だけではなく、法外な送料設定もペナルティの対象となります。
【マーケットプレイス保証申請の盲点】
Amazonの購入者は、商品のお届け予定日の最終日から90日を経過するまでの間、「マーケットプレイス保証」を申請することができます。
「マーケットプレイス保証」とは、出品者と購入者が双方で問題を解決できなかった際に、Amazonが間に入って裁決を下す仕組みになっています。
厄介なことに、「マーケットプレイス保証」は購入者側に有利な裁決が下されやすいといった特徴があります。
その理由として、Amazonは地球上で最もお客様を大切にする企業を理念としているからです。
「マーケットプレイス保証」を悪用されると、購入者にマスクだけを奪われる可能性があります。
<購入者側の流れ>
- 法外な送料のマスクを購入。
- マスク(ドラックストア商品)はAmazonの規約上、返品ができないので、「商品の問題」で出品者に返金の連絡
- 出品者に返金を断られる。または出品者から48時間以内に連絡なし。
- 「マーケットプレイス保証」を申請
- 購入者の主張が通り、商品代金+送料が全額返金
出品者側は「法外な送料」により禁止行為に抵触しているため、まず間違いなく購入者の主張が通ると考えるべきでしょう。せっかく手に入れたマスクをタダで奪われるだけではなく、アカウントが停止になる可能性大です。
【マスクの高額転売は百害あって一利なし】
マスクの高額転売はアカウントが停止になるだけではなく、消費者から相当な恨みを買います。
消費者との信頼関係なしに商売は継続できません。
人の弱みにつけ込むのではなく、人から喜ばれる商売を心がけましょう。
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」
三方良しが商売の極意じゃ。
当学院は、まじめにAmazon物販を始めたい人向けの講義を行っています。上記のような、人の弱みに付け込む販売をする学生は退学となりますよ。