Amazonでの転売が厳しさを増す中、さらに残念なお知らせです。Amazonブランド登録されたカタログの修正依頼が、一律却下されるようになりました。明らかにカタログの情報が誤っている場合であっても、修正してもらえません。それでは詳しく解説していきます。
Amazonブランド登録とは何か?
商標権者を保護するために導入された、Amazonのプログラムの1つです。
ブランド登録が認められると、知的財産権の侵害を申告において100%の確率で承認されるようになります。
知的財産権の侵害を申告https://www.amazon.co.jp/report/infringement
Amazonブランドとして承認されたブランド数は増加傾向にあります。参考までに、登録済みの有名ブランドの中で、転売で稼げていたものを列挙します。
Panasonic
Sony
アディダス
NIKE
CASIO
無印良品
Nintendo
タカラトミー
BANDAI
SEGA
SANRIO
Disney など
Amazonブランド登録されたカタログとは何か?
Amazonブランドに登録されたブランド名を使用しているカタログを指します。
カタログのブランド名は、商品名の真下に表示されています。
今回のポリシー変更で一番厄介なことは、カタログにブランドオーナーが出品していようが、いまいが関係なく適用されるということです。例えば、BANDAIの新商品のカタログを自分で作成し、他に相乗り出品者が居なかったとしても、カタログを修正してもらえません。初回の登録で入力をミスったらアウト。
Amazonの言い分としては「ブランド登録されている商品を、ブランドオーナーの許可なく勝手に販売するなよ。」っということなのです。
Amazonブランド登録されたカタログは修正できるのか?
カタログ修正は可能です。しかし、修正要件が非常に厳しく現実的ではありません。
修正要件は大きく分けて下記の3パターンとなります。
ブランドオーナーに連絡し、ブランドオーナーにカタログを修正してもらう。
ブランドオーナーはほとんどの場合、製品のメーカーということになります。
メーカーと販売契約を交わしていない限り、修正を受け付けてもらえるどころか、相手にされない可能性が高いです。
ましてや、メーカー側が転売を認めていないことが殆どですので、メーカーに連絡するのはリスクが伴います。
仮に修正を認めてもらえた場合であっても、修正希望の商品をメーカーが販売していない可能性もあります。
その場合は、下の「2.」を依頼することになります。
ブランドオーナーに連絡し、ブランドオーナーの代理人として登録してもらう。
ブランドオーナーの代理人とは、ブランドオーナーに代わってカタログの修正権限を付与された出品者ということになります。
代理人になると、ブランドオーナーと同じ様に、自分の登録した情報がカタログに反映されやすくなります。
また、反映されない場合であっても、Amazonに連絡すれば顔パスで修正してもらえます。
正直、転売屋を代理人として認めるメーカーは居ないと考えたほうが無難でしょう。
規約違反報告を行う。
最終手段として、規約違反報告を行うという方法があります。
規約違反なので当然、アカウントスペシャリストが対応しているものと思われますが、修正されたという声を聴いたことがありません。
テクニカルサポートの担当者が回答に行き詰ったときに、よく規約違反報告をして下さいと言ってきますが、サポートを逃れるための隠れ蓑ではないかと疑いたくなります。
上記の通り、ブランドオーナーが管理するカタログは修正ができないため、以下のリスクを吟味した上で出品しましょう。
ブランドオーナーが管理するカタログに出品するリスク
・カタログの情報が誤っており、購入者から返品依頼が寄せられても補填してもらえない。
・ブランドオーナーから知的財産権の侵害の申し立て
私、決めた!ブランドオーナーになる!
それが一番安全かもしれませんねぇ